プラスティック製造会社社長の蜘蛛の糸を切る話
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ゲストこれ主にプラスティックの製造とか加工を行う80年くらいやってる会社です
最初は20人ぐらいのイベント関係とかの看板とかプラスティックを扱ったりするんで会社だったんだけれど
コロナでどーんと売上げが落ちてそれ以降ずっと債務超過だと
借り入れもしまくって全然返済する予定もないんです
これどうしましょうっていうことでうちの弁護士の方を通じて依頼が来たと
ただここの会社非常に特徴的なのは若手のスタッフたちはかつては20人いたのにみんな退職をしまくっちゃってもう5~6人しか残ってないんですよ
更に特徴的だったのは残った社員も全員65歳オーバーなんですよ
みんな年金受給者だから給料が2~3ヶ月遅れても年金あるから文句が出ないの
長年ずっと一緒にやってくれてるから社長に対して変な理解があるのよもう
だからある意味最強のボランティアスタッフみたいになってんの
これ面白いなと思ったわけだって給料払わなくても辞めないんだよ
そんなスタッフだけが残ってるってすごくない?
「時々1万円くらい思った時に渡してます」とか言ってて
「いや渡すとかじゃなくて払わなきゃいけないんだよ給料だから」って
みんな自分の生きがいというかアイデンティティのために働きたいから残ってる感じがするんだよね
言うても歳とはいってもそれなりにみんな技術者だから使えるんじゃないかなと思っていろんな関係者に打診したの
しばらく利益が出るまでボランティア集団として活用していいよ皆文句言わないからって
そしたらちょっと面白そうなんでっていうことで興味を持ってくれたスポンサーが現れまして
同じこのプラスティック関係の会社なんですけれどわざわざ視察しにきていただいたんですよ
なんだけどここに来てこの債務超過の80のお爺ちゃん社長ちょっと調子乗っちゃったんだよね
調子に乗るっていうか相手のこのスポンサーさんこの会社のホワイトナイトの社長さんが自分よりも若い人なわけ
しかもこういう業界も先輩とか上司とかっていう風な話になると「俺あいつと友達だよ」みたいな「当時一緒に働いてたよ」みたいな話になったりとかして
結果的にちょっとずつマウンティングが始まっちゃったんで何か嫌な予感したなと思った
というのも現地が愛知の方だったから俺がそこに行けなくって直接本人たちだけ会わせて話しだけ色々進めてくださいっていう感じでしてたんだよ
そこの場所にいた他の関係者の人から「いやあろくでもないマウンティング入っちゃってましたね」みたいな
その後ホワイトナイトさんからお断りをされたんですよ
理由としては「一緒にやっていけるのかっていう不安や疑問が残ります」と
あほだよねせっかく1本の蜘蛛の糸垂らしたのにおのれの傲慢さで糸を切ってしまったわけですよこの社長
なのでこれみそぎ受けてもらいましょうということで年末ミーティングした
「1月の3日までに事業撤退の決断しませんか」って
「残すんだったらもう僕ら介入しないしあとは勝手にやってくれ」と
「撤退するサポートはしますから」という風に打診したら
店じまいするにはいいタイミングだったのか年明けに「閉じます」と
結構年末というのは店じまい閉店する会社すごい多いんですよ
日本は圧倒的に家族でやってる会社が多いじゃない
なので年末になると集まるんですよそこで会社の意思決定をする機会がどうも多いみたい
もういいんじゃない?って年明けに破産申請するっていうケースが多い
幸いにもここの会社の社長さんは自宅持ってるんだけどそこ自体に借金が絡んでないから会社潰しても多少残すことができる
それでリタイヤ決めましたっていう風な感じの事例でしたね
与えられたラストチャンスっていうのを自覚できる社長とできない社長が結構多いんですよ
そのチャンスってすご面白くことばで目の前に同じチャンスがぶら下がってるのにそれが自覚できる人とできない人っていうのが 結構明確に違いがあるわけ
俺の好きな童話で桃太郎
あの話も川で洗濯してたのおばあさんだけじゃなかったはずっていう話があるのよ
つまり桃転がってきた桃を桃として認識してこれがチャンスだと思って掴む
勇気を持って手を伸ばしたっていうことによってある種その平凡な夫婦生活に終止符を打って小宝を得ることができたわけじゃないそれがいわゆるチャンスなわけですよ
きっと結構見送ってる人もいたわけ
もっといい桃が来るんじゃないかとかそもそもそれを桃として認識できなかったっていう
目の前に流れてきたチャンスっていうのをモノにできるかどうかっていうセンスは結構社長にとっては必要なスキルだったりするし
今回その彼はそれで会社終わらせたなっていうところの失敗ですね
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