林業やってる社長さんの動産が差押えされた話

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    林業ってどんなことやるか分かる?

    木を切る伐採です

    この会社もいわゆる森林組合みたいなところから受注を受けてエリアの木を伐採したりすると

    この社長は2年前ビジネスパートナーと仲たがいしまして

    そのパートナーに中堅スタッフ半分ぐらいごっそり持ってかれちゃったんで一時的に社内が人手不足に陥ったと

    ただこういう森林とかの伐採ってある程度一定で仕事が来るわけですよ役所的な仕事だから

    でも人手不足になって受託できなくなって赤字に転落してしまったと

    仕事はあるんだけど人手不足っていうのが社員が10人ぐらいの会社に今良く起きてる問題なんですよね

    こういう半抜けとか全抜けみたいな問題ってあるんですよ

    ビジネスパートナーに任せると半分ぐらいごっそり持ってかれるっていう経験私もありますけれど

    この社長もそういった形で赤字にどんどん転落して銀行の借入も返せなくなっちゃって

    最終的には伐採に必要な重機の中の1つのハーベスターっていう巨大な重機っていうのを差し押さえられてしまったと

    差し押さえって聞くと皆こういう押さえたものってもっていってしまうって勘違いしない?

    差し押さえることと執行で持って行くことっていうのは別なんですよ

    だから差し押さえられた瞬間に持っていかれますか?という風に皆さんに必ず質問されるんです。

    でもこういった車とか重機の差し押さえって別に裁判所が持って行くわけではないんですよ

    裁判所にはハーベスターをの置き場所がないし銀行にだって駐車場に置いとくのか?って話なわけよ

    だから基本的には押さえておくけれどそこに置いといてねっていう形の指示なんです

    例えば去年俺が戦ってたトヨタとかは別よ

    ああいうところは自社に駐車場がいっぱいあるじゃん

    それは別なんだけれど一般的にはそのまま置きっ放しにしてくださいねってことだったわけよ

    しかもこのハーベスターって伐採用の重機だからすごいデカいわけよ

    仮に置き場所があったって裁判所の執行官が運転できるかって話なんですよ

    こういった重機の専門機器って車と違ってキャタピラだから簡単にタイヤロックするってわけにもいかない

    結局は今回のその差し押さえも赤札を貼っただけでそのまま強制執行が終わってしまったわけです

    ちょうど作業中に差し押さえが起きたからその場で止めてくださいって言われてペタッと貼られたもんだから

    作業中の微妙な山の中の置いとくと危ない場所にあったわけ。

    これ二次被害が起きたらどうするんだ?って話になってその後社長が移動させたわけですよ

    その社長移動してる最中に思ったわけよ「ん?これ使えちゃうじゃん」って

    だから押さえられた後も使い続けてたわけ

    だって仕事止めるわけにいかないから

    けどずっと山の中の敷地での業務だから同じ敷地の中を移動させてるわけよ

    もし「何やってんですか?」って言われたら「危険回避するために移動したんだよ」って言い訳すればいいと思ったんだって

    何かある種カンニングじゃないけど先生から言われた時にどうすればいいかっていうのをずっと考えながら確信犯的に動かしてたわけですよ

    そんな感じでずっと使い続けてたら途中でハーベスター故障しちゃったんですよ

    どうしよう?ってなった社長思ったんだよ

    「これ引き上げてもらえるじゃん」って

    すぐ裁判所に連絡したの「お宅が放置したから壊れたよ」って

    「ここにあると邪魔だから早く引き上げてくれ」って

    もうどの口が言ってんだプレイが際立ってるなと

    そしたら裁判所っていうか執行官も焦ったんだろうね

    債権者の方に連絡行って翌週にはすぐ差し押さえ解除してきたよ

    でもこういうこと起きるんだなと思ったよね

    実は昔も同じようなことあったんですよ

    温泉地域で有名な旅館の再生に入ったことがあるのね

    ほら旅館の送迎バスを役所に差し押さえられたんですよ

    けど旅館って敷地いっぱいあるし駐車場いっぱいあるじゃない

    執行官から場所ないからってことでその駐車場に置くように指示があったわけよ

    でもその間にずっと放置してたから車検が切れちゃったんですよ

    その当時旅館ってそんなに売れなくて誰も買い手がつかないまま放置されててずっと差し押さえの状態になってたわけよ

    けど差し押さえかかってるから旅館側は処分したくてもできないんですよ

    だから困ったなって思って結局裁判所の方に連絡して「もういらないからもう物納するんで持ってってください」って頼んだのよ

    そしたら裁判所困ってすぐ解除したのよ

    実は動産資産の実態としてよくある

    動産ってのはほとんど車がほとんどなんだけど形式的にやった感だけを出すっていうのが満載なことがおおいんだよ

    もうマジでセレモニーで車って回収なんかほとんどしないんだよね

    ただ去年フェラーリが4000万円ぐらいで競売になる話題あったの覚えてる?

    あれはめちゃくちゃ特例中の特例で全体の5%以下もない3%ぐらいじゃないかな

    車の大半は回収されないまま本人に買い戻すように人質として取られるだけなのよ

    そうやってロックしたりとかすれば本人も急いで払おうとするじゃない

    そのためのやった感っていうのが実態としてはかなりあるんだよね

    今回は重機だし場所も場所なんで誰も取りに来ないと

    そもそも北海道の山奥に置いてあるものを誰が回収しに来るよって話なんですよ

    もう減価償却もほぼほぼ終わってそうな故障寸前の重機なんて誰もいらないじゃない

    なのでだいたい本人に買い戻されるまではずっと置きっ放しなんだよね

    なのでいつか自分の車が差し押さえられた時にはそういった形の認識を持てばいいと思います

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