これ再生した社長さんからの相談です

もう会社自体は安定したんだけれど実家の方の相続についてちょっと手間取ってるんで助けてくれませんかっていう別相談だったんです

というのもこの社長さんのお父様が亡くなってそのお父様が住んでた田舎の家をどうするかって

社長さん含めた3兄弟が誰も欲しがらないからどう処分するかっていう話だったの

この土地は銀行のでかめの抵当が１つくっついてる借金漬けなの

しかもあの資産価値調べたら全然価値ないのよ

そもそも使ってないからがらんどうになってるわけよ

で社長含めた娘たちと息子たちも執着無いわけ

じゃ売れるかっていうとこの債務付きの状態で売れるわけないわけよ

しかも解体費用だって下手すると赤字になるわけよ

誰も要らないゾンビ状態の実家をどうするのか問題なんだけれど

あなただったらこの立場ってどうしますか？

よくあるパターンとして国に寄付するみたいなこと考えてる人いるんですよ

この場合だったら物納しますとか言うんだよ

それだとこの場合地元の行政に物納するオファーってことでしょう

基本的に行政はまずゾンビ不動産に興味ない

だってそんな潤沢な財政地方にあるわけないじゃない

となるとこのゾンビ不動産ずーっと放置してたらどうなると思う？

名義人死んでる場合まず名義変えて名義に明らかにしろっていう要求来るのよ

それが来る場合もあるしそれをスルーした場合あるいはそもそも来ない場合3人に対して連名で固定資産税が請求されるのよ

この3人に1人ずつ「固定資産税払って下さい」って

だって国としては物納で地方に所有されるよりも相続人であるから引き続きずっと固定資産税徴収する方が効果的じゃん

困ったのは3人は親御さんの所有名義誰かに変えてゾンビ資産処理して行かなきゃいけなくなった

以前も似たようなね案件があってそれに不満持ったね

その相談者さんが国相手に訴訟したことあったのよ

相続したくないのにその土地から無理やり固定資産税請求来るの不服だって申立てたわけよ

そしたら裁判所の方から国の請求が違反していることを立証しなさいって来たの

けどその書面やり取りしないから法律違反示せないって話で取り消しになって過去に2回ぐらいそれで負けてるんだよ

これただの遊びだったんだけど今回の場合は仕方ないからってことでその相談者の社長さんが他の兄弟を代表して重い腰あげることになったわけよ

だけどどうしていいかわからないからってことでこっちに連絡があったと

けどもうこの社長さん自体は俺たちが再生入った時に息子にもう第2会社で事業やらしてるから自分自体は債務超過なゾンビなわけよ

だからゾンビ資産もらっても大したゾンビにならないわけよ

だから他方に相続放棄してもらって一旦下債務かぶってもらって銀行の債務承認してもらって間接的に負担することにしたの

でこの後一旦銀行のほうに競売する様に指示してその競売で誰かに買ってもらうのを待つと

その競売で誰も買わなければどんどんどんどん競売2回目3回目ってなって価格どんどん下がっていくからいずれ誰かに売れるでしょ

そしたらその買った人が家の家具も設備も全部買った人が処理することになるから別にこっち処分しなくて済むだろうって

別に競売処理が終わって銀行の債務が全然残ってたとしても別にゾンビ社長にしたって大した問題じゃないと

銀行だって一応不動産処理が終わった後の残債に対する回収自体は別にそんな執着しないから1年ぐらいで落ち着いちゃうと

でも多分こういう実家のゾンビ資産相続問題っていうの今かなり社会現象化してると思うよね

だからもうマイホーム大好き世代の団塊とかの連中が死に始めるのが5年後ぐらいでしょ

こういう事例めちゃめちゃ増えると思うよ

多分この事例ビジネスだけで会社1個作れると思うわ

全部銀行の債務から強制的に競売で外していくまでやるような民間の企業と弁護士ないからこれだけで1個事業にできるだろうね

だんだんこういわゆる実家の親の介護とかさ相続問題起き始めると思うよ

今のうちにその辺りの処理について家庭内で段取り作っておいた方が良いなと思うよね