飲食業界の厳しさと再生の話

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    zero
    キーマスター

    最近飲食系の相談がちょっと増えてきたんですよ

    某大手の会社からオワコンの飲食店、債務超過の会社の処理をやってくれないかっていう相談が結構来るんですね今

    ある案件にちょっと行ってほしいってことで急遽行ったんだけれど

    事前に決算書も直近の資産表もないっていうわけ

    「申告してないんですか?」ていう風に聞いたら

    「いやまだオープンして半年」っていうわけ

    「でも経営が全然成り立たないから処理できるか見てほしい」と

    昨年の話だけど居酒屋を新規開業し、半年で廃業した知り合いかよと思ったね

    現地行って中を見ると綺麗なのよ物はね

    未開封の酒とか陳列されてるわけ

    何の資料もないまま来たから「ひとまず賃貸借だけ見せてください」って言ったんだけど

    これの段階で中身見てもう終わってるなと思ったわけ

    確かにその賃借上の坪数から見ると賃料が適正な価格に思えるんだけど

    実際現場見るとその中で稼働できるスペースっていうのは全体の1/3とか1/2ぐらいしかないわけ

    家賃が無駄にでかいのよ、坪単価で言ったら2.5ぐらいだったのかな

    そんなありえない金額でもないんだけれどこれ稼動スペースから行くと坪3から4になってる実態としては

    だから極論稼働できる場所に客席がっつりフルで詰め込んでフル稼働しても

    それこそラーメン次郎並みの回転率じゃないと成立しないなっていうレベルなのね

    基本的に行列がいてぐるぐるぐるぐるもずっと回すぐらいのやり方じゃないと

    そこ昼の店だから街的に、夜でミシュランの客単価みたいな雰囲気の街じゃないのエリア的に

    やっぱ次郎みたいな戦略イタリアンでやるのは結構無理なのね

    専門家入れてその後その賃借のところ調べていったら、1年以内にその店を撤退するっていう人が4連続で発生してたわけ

    いわゆる魔の物件になってんのよ、出たり入った っていう

    調べたら管理会社設定してる会社オーナーが結構悪名高い会社だったんですよ

    だからこのオーナーシェフは料理に自信あっても経営に素人なんだなと

    魔の物件迂闊に手出したんじゃないかなと思った

    こんな形で店子殺すようなやり方っていうのはやっぱダメなんだよなと思う

    もう殺す覚悟で最初から契約してるもん確信犯みたいな

    やっぱ生かさず殺さずじゃないといけないよなと思ったりしたんだけどね

    まあ立地がいいからいくらでも借り手はつくっていう考え方なんだと思う

    ここの再生処理どうするかって話なんだけど

    とはいえ親から1000借りて店やってるだけだったの

    だから再生するほどのものでもないのよ

    この悪質な管理会社だけ敵対すればいいわけ

    「簡単に処理できますよ」っていう話でね

    ああだこうだっていうのいろんな質問をしてったら最終的に

    「じゃあお願いしたいんだけどコンサル料どうすればいいですか」て聞いてきたわけ

    飲食って人手不足だからこのシェフがやめて別の会社に派遣するだけで儲かるわけよ

    だから「別にコンサいらないんで体で返してくれればいいですよ」っていう風に答えたわけ

    そしたら真面目なシェフだからすごい困惑してるわけ

    そんな感じで店内見させてもらったら厨房の奥に謎の穴があるわけ

    地下に続いて入ってみたらちょっと怪しい空間が広がってた地下に

    そこ緊急の別出口まで用意されてるからなんだろうなここと思って

    これもし再生させるなここで違法賭博でもやったらどうですか副業でみたいなっていう再生案出したんだけど全然笑ってなかったよね

    緊張と緩和っていうジョーク難しいなと思ったよね

    ジョークが下手すぎたんだろね、難しいと思った全然笑ってなかったもん

    その打ち合わせに終始同席してる人がいたの向こうのシェフの付き添いみたいな感じで

    その彼がずっとこっちを訝し気に見てたわけ

    で最後に質問してきたの「あの〇〇さんの息子さんですか?」って言うわけよ

    「父のことご存知なんですか?って聞いたら

    「はい」って言って、「昔仕事したんです」って名刺出してきたわけ

    そしたら〇菱不動産っていう風に書いてあったのね

    その名刺見て思い出したの、俺が当時父親の再生の時にバトった〇急不動産の仲介人だって

    世の中狭いなと思って

    「当時〇急さんが店の回収にえらい手こずってるって聞いてたんですよ」って

    「犯人あなただったんですね」て

    「はい、犯人僕です」て

    「結構当時うちの会社の中でも噂なったんですよ」って

    「すっごい抵抗してる男がいる」って

    「光栄です」て、全然褒めてはいないんだけど

    「自分はそろそろ会社やめるんで今後一緒に仕事しませんか」っていう風にさわざわざ経歴書くれたわけよその場で

    なんか昨日の敵が今日の味方っていうのもあるなっていう

    やっぱ立場だけでやってて個人的な見解は別ってことはよくあんだよ

    銀行マンもそうなの優秀な人ほど「別に僕も大して思ってないんですよ本音ベースでは」みたいな

    「どうしても社内稟議があるんでね」みたいな感じのスタンスのもいっぱいいる

    だからそういう気持ちを組みとったプロレスの仕方っていうのをやってってあげた方がいいなと思うことはよくあるね

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