債権者はムカつくけど債務者を救う話

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    ムカつくけど救え

    通常だと債務者の方から連絡が来るケースが大半なんですけれど

    時々債権者側からも案件を紹介されることがあるんですよ

    例えば「こいつの会社に1000貸してんだけど最近業績悪くてちょっと飛びそうで不安なんだ」と

    要はこいつを破産の方に決定させずに再生させて

    その後2~3年後に回収する形でいいんだという的な相談とかあるのね

    今回もそういう形で1000万を貸し付けたおじさんとその債務者のゾンビ社長それぞれと一緒に同じ場所でミーティングしたんですよ

    でもこのゾンビの社長さんボケーっとしてるんですよちょっと死にかけてるっぽい感じ

    こういう人って声がちっちゃくなるんだよね上の空というか目線も明後日の方向向いてる人多い

    この1000ぐらい貸してるおじさんもそんなゾンビに終始キレ気味なわけですよ「金返せ」で

    でも怒っても意味ないわけですよないもないわけですからもうゾンビには

    じゃあ1例をってことでいろんな話しながら最終的にこっちのスキームを説明したら

    ゾンビ社長の方は「そういうことができるなら何でもいいんでやります」みたいなテンション上がってきたて積極的な感じがしたんだけど

    肝心の1000貸してるおじさんはずっと渋い顔してるわけですよ

    なんかそのスキームに対してはすごい抵抗があるとかブツブツ言ってるわけ

    だから聞いたの「じゃあゾンビからこの1000万回収できなくてもいいかな」って

    「このままあなた自身の方も協力しないんだったらあなたの1000万も飛ばしちゃうよ」って

    そしたら「いやそれは勘弁してくれ」っていってすぐに「分かった」って言って税理士に電話をして相談始めたわけよ

    10分後ぐらいに戻ってきて「税理士から反対された」っていうわけ

    「じゃあその税理士さん代わりに対案くれたんですか」て

    「ただただ反対された」って

    あのね批判なら子供にだってできるのよ否定するんだったら対案を示すのがプロなわけ

    「その税理士は無能なんだね」って

    解決できないから俺の方に来てるわけじゃん

    特効薬じゃないけれど提案をしたらそれが嫌だって否定してるだけに従う社長もどうなのって

    バッチ持ってる連中ってわりかし綺麗事が多いやつが多いんだよ

    その綺麗事で上手くいかなくてここに来てるわけだから

    最初からこのゾンビの社長さんもこの1000万のおじさんもさ選択肢なんてないんだよ

    ある種最後は藁を掴むしかないわけ

    メジャーの大谷にその日負けたピッチャーが記者に質問を受けたの

    「どうして大谷にあの時ストレート 投げたんですか」って

    「最初から敬遠すればよかったじゃないですか」って

    どう答えたと思う?

    具体的な話だったの

    「大谷に出塁されたらすぐ盗塁されて3塁まで行かれるだろ」って

    「だから勝負してアウト取るしかないんだよ」って

    実は最初の方に大谷ってしょっちゅう敬遠されてたけど敬遠する方が損だという判断が働いてワンチャンにかけるピッチャーが増えたんだ

    つまりそのピッチャーにはもう選択肢なんてなかったって答えだったのよ仕掛けるしかなかったわけ

    その話をして1000万のおじさんもゾンビ社長救うにはもう勝負するしかないの「選択肢あなたにはないんだ」って

    「分かった今から新会社作る」と

    で債権者のおじさんそお前が社長やってゾンビもそこに入れて働かせてやれってサポートこっちがするから再生したらその時役員報酬で金回収できるだろって

    債務処理にはいろんなやり方あるんだけれどとにかく「そのゾンビをまずは再生させるのにお前も絡んでこい」と

    「そうしないとその意味なから助けないんだったら俺他の方優先させるよ」って言ったら

    「分かったじゃ俺も役員入る」って言って役員に入ったと

    エステも最近よく突然閉鎖したりして自分の払ったチケット代とか入会費へ戻ってこない事件起きてるじゃない

    ああいうのに対して集団訴訟してももう無理なんですよ無い袖触れないんだからもう意味ないの

    あれもお客さん本当に救うんだったらまずそのエステの会社をお客さんと一緒にみんなで再生させるしかないんだよ皮肉なことに

    だからむかつくんだけど相手を救うしかないそういう発想を持つしかありませんよっていう話の中で今回その債権者の人が再生に加わると

    回収元というのは違うけれど最後は同じゾンビから懐に入ってくれればいいんだろと

    しぶしぶむかつきながらも「分かりました」ってことで今回入ったってことですね

    話は分かってなかったよ最後までけど分からざるを得なかったんだと思う

    もう他に解決法ないから1年ぐらいずっとこれで揉めた色んな弁護士入って

    それで最後俺のとこに来んの

    みんな3人ぐらい弁護士経由しましたって

    それもダメだからうちの弁護士の方から来てこっちに来るっていうケース

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