中華料理屋さんの再生とイタリアンの破産の話

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    zero
    キーマスター

    中華料理をやってるご夫婦なんですね

    昨今食材費が上がってるじゃないですか

    街中華なんで値上げできずに今回店を畳むと

    旦那さんが日本人で奥様は中国人で色々こっちの再生スキームとかの話をすぐ理解してパパッと実行に移ったわけですよ

    後日奥様の方から俺の連絡が入って「すごい救われました」みたいな

    中国人の奥様はもう日本に30年ぐらいいるんだって

    だからもう中国行っても自分の親戚もいないし正直仕事も今から見つからないから

    とにかく日本人の夫に見限られないようにっていうのが必死だったと

    今回の案件の場合はたまたまその中華の飲食店をやりたいってオーナがいたから

    そこに夫婦で入ってもらって結構いい給与が今回もらえそうなんですよ

    だからそれもあって仕入れ先とか自分の近しい人で返済できなかった人にこれから返済をまた復活させたいみたいな形で前向きに進んでるんですよ

    俺の中では基本的に「金の切れ目が縁の切れ目」っていう事例のが多いわけです

    外国の国籍を持ってる方だったら金なくなったらすぐ本国帰るみたいなイメージを持ってたの正直

    ただ彼女に至っては全く違ったんでなんか俺の中で思い込みあったなって反省したんだ

    でも日本に長くいると自分の本国との関係もなくなっちゃうしそうもいかないんだろうね

    確かにうちのイタリアンのスタッフなんかも30年ぐらい日本にいるから

    今イタリアに帰ったとてっていう状況なんですよ

    家族ももうおじいちゃんおばあちゃんだし仕事も別に自分のプレゼンスがあるわけでもないし

    という意味では長期滞在してる外国人の人ってグリップしやすいんだなとも思ったんだよ

    帰る場所がないっていう人はある意味必死になるから再生必死になってんの奥さんの方なのよ

    なんかその点に責任の取り方をちゃんとやってるし必死だなって意味ではすごい好感持ってたんだけど

    逆の事例もあったんですよ

    イタリアンを関西でやってる女性の人でオーガニックにお目覚めになられた女性シェフ

    オーガニックの食材を食べてたら自分の潰瘍性大腸炎が治ったと

    ほんで自分の店のコンセプトをオーガニックに切り替えたら赤字に陥ったと

    イタリアンのピザとオーガニックは相性悪いよってこともわかんねえのかよみたいな

    するなら事業売っ払って別でやればよかったのにと思うんだけど

    「今のこの状況で誰かに事業譲渡して買いたい人いませんかね」って相談が来たわけですよ

    「どうしたいんですかその後のことを?」って聞いたら

    「私は事業譲渡としたらそのお金で破産でも何でもしてその後ニュージーランドに行きたいんです」ていうわけ

    わかんないけどオーガニックのエデンはニュージーランドにあるの?

    地に足がついてないこのリベラルの皆さんが憧れる青い鳥がそこにいる地がニュージーランド

    ニュージーランドなんてラグビーとドラッグとロードオブザリングの3つしかねえだろ

    でも左寄りの皆さんにとっては楽園みたいですからそこにエデンがあるんだろうね

    だけどその飲食店は相談者の女性以外いないスタッフ0で備品ももうボロボロな状態で何を事業譲渡すんだよって話なわけですよ

    そもそも50歳ぐらいな年齢の人が破産したらニュージーランドのビザってそんな簡単にゲットできんのかなって問題もあるわけ

    ビザ難しいし破産者なんて受けるメリットないじゃんニュージーランドからしたらって

    超特殊技能ありゃいいけど飲食調理人なんて日本人腐るほどいるからね

    みたいな現実の話を単純にしたんだけど相談者キレだしたと

    向こうは「いやいやもうあなたと話したくない」みたいなこと言われて

    こっちは「全然全然いいですよ」って

    その間の仲介した弁護士さんの方から「その後いかがでしょうか?」みたいな

    「もう全部な無理ですよ」と「事業譲渡もできないし」って

    で「そうですか」っていうのがもうずっと続いてたんだけど

    結局誰にも売却できなかくて膨れ上がった債務が残ったんだって

    ほんでどうするのか聞いたら「時効になるまでニュージーランドに逃避行します」っていう作戦らしいの

    旅行で行ったまんまにしちゃうんじゃないおそらく

    破産もしてないから記録に残ってないしある種グローバルに渡る夜逃げよね

    すげえ壮大な夜逃げするんだなと思って1人身は無敵ね

    その話も聞いてるからその関西の彼女の方がさっき言った中国人の女性よりも周りの友達とかたくさん金借りてるんよ

    返していこうっていう筋がまだ見えるなら話しも聞くけどもう返す気なんてないわけよ

    だからこの決算書に載ってるこの人の債権者のこと話しても「あっまだ借金まだありましたか」みたいな感じなのよ

    なんか終いには「もう日本に帰らないつもりです」みたいなことを言ってるんだって

    もう同じ日本人として恥ずかしかったわ本当

    なんか修羅場に陥いた時ってその人間の責任に対するスタンスってすっごい明確に浮き彫りに出るんだよ

    こういう人間の汚い部分を見るっていうのはこの仕事の醍醐味ではあるんだけど

    なんかそのコントラストの差は妙に出ちゃったよね

    今回のことで日本に長くいる外国人の方がまともだったりするっていう部分もあるのかなっていうのは感じた

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