我々のチームは2年ぐらい前から再生屋を育成する学校というのをうちの弁護士が主導になってやってるんですよ
経営者とか士業とかそういった人たちで再生の勉強したいっていう人たちにそのノウハウだったりとか関連の法律みたいなことをレクチャーすると
先日その2期生の終了式がありまして今回11名の卒業生を無事に送り出すことができたんです
物々しく丸の内の会議室を貸し切って終了式を行うんですよ
毎回その終了式で1回も講義に顔出してない俺が挨拶をするわけよ
俺は座学講習じゃない実技の方だからその後なのよ
ビジネススクールだからそのスクールのやつらが無事に学科試験を卒業すると今度は一緒に僕と仕事しましょうねという風に挨拶するわけですよ
事前に幹事というか取りまとめをする人がいるんだけれど
「再生屋として長く続くコツというか極意みたいなものがあれば話してください」という風にリクエストされたの
極意なんてパワハラかモラハラのハラスメントが基本だからそんな話を生徒にしても本末転倒じゃん
何を話そうってすげえ考えたんだけど
最終的にゾンビの社長にちゃんと金貸せる奴が最高だよっていう話をしたの「金貸し最高」っていう
もう闇金ウシジマくん最高みたいな結論になっちゃってみんなぽかーんみたいな
やっぱなんか俺表舞台に立っちゃいけないんだなっていうの駄目だなと思った
誰も台本用意してないしある意味前期の終了式だから後期からは今度一緒に働くんで自己紹介も兼ねてって感じに近い
だからもう皆さん半年で座学を終えたんでこれから路上で私と一緒に路上教習しますけど暴走運転ですよと
この金踏み倒せえとか訪問に来た銀行員クレーム入れろとかどこまで暴走運転に付き合えるかの見物だなと
だから前回の1期生で残ってるの1人だけなんだよね
なんか皆絶対きれいじゃないと怖いっていうのがあってグレーなものに耐えられないんだろうね
きれいな世界で再生できなかった人たちが来るからね
今偉そうなこと言ってる経営者も昔を見ると結構危ういこと初期の頃やってるんで
そういう世界の中でさ専門家っての育てるのは大変だなと思うよね
でも今回の2期生すごく面白くて以前戦った融資部門の担当者も生徒で受講してたんですよ
あの時の敵がいまもう味方じゃないけど一緒になって居るとなんか時の流れは面白いなと思うよ
