国家権力の優先順位という話

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国家権力の優先順位という話

これ庭の剪定とかするガーデニングとかエクステリアって言われてる業界の会社さん

経営に困窮されまして税金滞納するんだけど社員の給料もちょっと難しくなった

どっち優先しますかっていう話で結果的に社員の給料を優先させたんですよ

っていう形でのらりくらりと税務署の方に「今払えなくて従業員がって」いう説明も何度もしてたんだけど

とうとう税務署が会社のところに来まして金庫の金を全部無理やり持ってったと

まあ社長はその時にもちろん必死に抵抗したんだけど

「手紙でも何度も言ってるように社員が飯食えなくなったらどうするんですか」って言ったら

向こうは「全然うちにゃ関係ありません」と無視して強行突破されてしまったわけです

でその社長は結局スタッフの給料を払えなくなってしまって

もう中途半端に雇ってボランティアしてもらうのもあれだからってことで一応全員クビにしたんですよ

会社都合という形にして100%会社が悪いっていう形にするからそれによって失業保険を長くもらいなさいと

そのためのサポートは全力でするっていう形でそれでなんとか許してくれって形で従業員に頭を下げたと

もちろんスタッフの中に文句たらたらなのもいたんですけれど

それに対して社長もやっぱ申し訳なさも全員に感じてたんだ

もうこればっかりは後で金ができた時に色つけて返すしかもうないよって話をしてて

今は泣いてもらうしかないし納得できないというならもう納得してもらわなくてもいいですよって

後であの時すまんかったって5年後にその分のお金を渡すんだったらその時は向こうも納得してくれますよと

納得行ってないスタッフに関しては近く社長のこと刺しに来るんじゃないかっていう話も懸念してた

どっちが怖いって言ったら税務所より社員かなって言ったんで社員を優先させたっていう経緯もあったんだけど

結局金の問題ってつくづく金でしか解決しないなっていう風に思わされたよね

なんか他の優しい言葉だったりお礼とかなんかって謝罪なんてのはあまり意味がないやっぱ金の問題は金で返すぞと

これも含めてやっぱ税務所えげつないなと思ったわけですよ

だってマクロで見るとするならば本来であれば国民にこう支えられてる立場じゃない。

そういう立場の人間が国民劣後さして自分たちの会社優先させるっていうのは如何なもんかねっていうのは一連でいつも思うんだよね

年金事務所は特殊法人だからそもそも国家権力でもない

でも差し押さえてきなものとかできる

税務署と立ち位置が全く違うので全然上ですから税務署の方が国税は逮捕権がありますから

脱税した人に対して逮捕権を発動できる税務署だけど年金はないから

その点に言ったら全然税務署の方が立場が上なんですよ

似たような話で年金事務所もある社長が年金の滞納をしてたわけです

年金って支払いを放置するとだんだんエリアが広がるんですよ

最初だったらそこのローカルの事務所が督促を出すじゃない

けれどもそれをずっと放置しておくとだんだんローカルのところから次にもうちょっと大きなエリアの管轄の年金事務所から連絡来るわけです

今度それが全然なくなると次は県ぐらいのフェーズに大きくになっていって

県の方でも対応しなくなると最後に全国を統括する回収部署の方に進化していくんですよ年金事務所って

年金事務所というのはそもそも3つぐらいの機能があって確認する部署と回収する部署ね

確認というのは「あなたの債務額がどれくらいあります」って確認徴収する手前のその計算をするところ

次に徴収するところで最後は徴収ができなくなった時にそれを今度終わりにすする部署っていうのがあるんですよ。

終わりにすする部署にいたってはもうがっつりお役所仕事なんですよ

だからエリア的には相手の規模感がだんだん大きくなっていくんだけど

もうそこまで行くと今言ったような終わらせる部門のフェーズのところにもう変わってるんだよね実態は

だからガチで回収するのって一番最初の3ヶ月とか半年ぐらいなの

でこっからなんだけれどそもそも彼らは回収するフェーズにない中で

もし自分以外のところが回収しようとしていたらどっちを優先させるかなんだけど

税務署の方必ず先にするんですよ

まさにスネ夫とジャイアンの関係なんですよ

だからそのこの年金事務所が全部種類先に滞納されて先目回収をしてるにも関わらず

後からこう来た国家権力の方に先に競売の時に配当を優先させてどうぞどうぞとかってしたりすることあるんだよ

前にびっくりしたのが抵当権が1番が年金事務所2番が国税っていう風な状況だった滞納の順番が有る日に逆転してたの

要はまあそこに忖度があったんだよね

国家権力の方を強くするっていうこの構造自体やっぱあるんだなと

基本的には債権回収も弱肉強食の世界なんですよ

やっぱり国家権力の人間って本当に傲慢というか強いんですよ

今のは年金事務所の話だったけれど金融機関も全く同じで

これまた似たようなケースで債務超過の社長さんからいらっしゃったんですけど

こちら信用金庫への支払いを滞納をしてたんですよ

この社長当然税金も滞納があったんですよ

でもこの時に税務署があるミスをしていたの

要は税務署が滞納してるっていう証明を税務署自体が取ってなかったの

で税金の滞納の日付っていうのが信金よりも早かったことに気づいたの

けど手続き上では滞納してるスタート日が信金の方が早かったわけよ

すぐ連絡取ってなぜか滞納の日付が変わってるの逆になって税務署の方が先になってんの

でもその手続き上では前の日付で逆転現象要するにねじれみたいな状態が起きてたんだけどそのまま競売になったんですよその会社の社長の土地がね

そしたら税務署の方が全部回収しちゃったの

結果的に別に誰に取られようとこっちは関係ないよ

けど1番だったにもかかわらず信金が結局1円も配当もらえずに終了したんですよ

それでも税務署には文句言えないんですよ

税務署嫌われるというか怖がられるよね

やっぱ国家権力は舐めちゃいかんぜよって感じですよ

銀行なんてなら全然回収パワーないですから

国家権力が一番最初に優先されるという話で

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