後輩に裏切られた建設業の社長の話
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ゲスト九州で建設会社やってる社長さんがいたんです
後輩の男の子と仲良し2人組で工事をこれまで受注してきたんですよ
このクライアントさんは自分の会社やってて後輩君も自分の会社を持ってる
これまで2社一緒にワンセットみたいな感じでずっとやってきたんだけれど
とある九州のでかい現場の案件が入って来ましてこの2社もセットで現場に入ったと
でもこの案件が発注者の都合で途中で工事が中断されてしまったんです
もちろん契約上では発注者の方の違反だから違約金を払いますよって話になったんですよ
ただここで違約金の範囲について揉めたんです
まだ工事自体は始まったばっかりぐらいの所で全体で言ったら10%ぐらいですよ
けれどその工事やってないけどその準備なりスケジュールなんか全部抑えちゃってるから
「仮にやってなくても着工したら全額払うべきだ」っていうのがこちら側の2社の主張だった
それに対して依頼主の主張っていうのは「やったものだけは払うべきでお前らの主張っていうのは架空請求だ」っていう意味わからない主張だったわけ
とはいえ契約書自体は微妙な表記だったからこの部分について分かりやすく裁判所で決めてもらいましょうっていう流れになったんですよ
下手に協議なんかしないでもう決めてもらおうってことでスタートしたらなんとその間に相手の発注元の会社が破産申請したんですよ
時間稼ぎだったんだなと思ったけれど破産の破壊力えぐいしちょっとこっからはどうしようもないね
こうなると金が返って来ないからこの相談者も後輩の会社も回収の目処立たずに泣き寝入りにならざるを得ないですねっていう話をするとこだったの
とはいえその相談者は財政的にもまだ余裕あったからなんとかなったんだけれども困ったのは後輩君の会社なんですよ
あまり資金に余裕がないから諦めがつかない後輩会社君どうしたと思いますか?
その相談者の先輩に対して「お前が代わりに金返せ」って請求してきたんですよ
衣食足りて礼節を知るじゃなく衣食足りなくなって礼節を欠き始めたわけですよ
しかもご丁寧に弁護士まで連れ付けて急に来て一連の事で裁判だなんだってなって
いろんなものが半年ぐらい遅れてその分の延滞金までしっかり乗っけてこっちに請求してきたわけよ
20年来の付き合いもあって相談者と後輩では契約書っていうものがないわけ
だからその後輩君にどこまでの請求権があるかっていう疑問が残るんだけれども
ちょっと面白いからその相談者に言ったの「後輩君にお前のやってること架空請求だって連絡しろよ」って
破産した向こうに言われた同じことまたやってみろって
まあ多分これから争うってことになるんだろうけど何だか友情とか信頼っていうのは何なんだろうってことを思い知らされた
貧すれば鈍するで相談者も嘆いてたよ
「そんな請求書じゃなくて別に弁護士通さずに普通に金貸してくれとかって言っとけば良かったのにね」って
まあ構造上仲受けの相談者の人間は下受けにお金を払わなきゃいけないから理論上は成立してると思えるけれど
そもそもやっていないこの工事に対してどこまでってこの範囲を争いをしたいのかっていう問題
どこで何を身内の奴にされるかっていうところを感じてもらいたいなと思いまして
ほんと礼節を欠くってのはこれからこういう中小企業増えるから出て来ると思うよ
だからそういう礼節とか和を尊ぶみたいな美徳っていうところがどこまで成立してくるのか
ビジネスにおいてっていうのは中小企業のそういうの色々見ていくと思う部分はある
そんなきれいごとも通用しなくなって来たなって
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