清掃会社とイベント会社の話

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    これ清掃会社のベトナム人社長さんです

    年明けから再生に介入してる方なんですけれど

    このタイミングで未払いの取引先の方から彼の個人宅の方に仮の差し押さえが入ったんです

    仮差し押さえって何かって言ったらまだ裁判で確定してない差し押さえね

    正式なもんじゃないから今後の判決次第で外されるかもしれないのでこれから裁判やって争っていくんだけれど

    ただ仮差し押さえってよく一般的に使われる方法で

    要は早くしないと社長に財産隠されたり名義変更されちゃう可能性があるわけよ

    だからとりあえず唾を付けておく目的でやる方が多いのね

    仮差し押さえを行なったら判決出るまではその土地とかは処分できないわけ

    それによって売れなかったことによるデメリットとか損害が起きてきた時に誰が責任取るんだって話があるんで

    その為にこの業者さんは供託金っていうのを積まなきゃいけないんですよ

    その仮差し押さえするのにあたって今回向こうは200万ぐらいのお金を裁判所に供託する預け入れをしたの

    で裁判で勝った人がその200万をゲットできるっていう仕組みね

    実はこっちは土地の処分その手続きしてる最中だったわけよ

    そこに来て仮差し押さえ入っちゃったもんだから処分が途中で中断されたわけ

    だからその後にこの供託金を狙っていく必要があるわけ

    こっちは裁判してこの仮差し押さえ無効だよっていう風な判決をもらって外してもらう必要があるわけよ

    その書面を見ていくとどうも仮差し押さえた根拠としては会社がお金を我々に払ってくれないと

    だから社長の個人が代わりに返済すべきだっていう主張なのよ

    その会社側が払ってくれないんだから社長さんが代表なんだから個人保証すべきだっていう風な主張なの

    一見正しくも聞こえるんだけれどかなり疑問の余地がある

    ていうのもその取引先とは請求書と領収書だけを取り交わす関係なんですよ

    そもそも当時から取引契約書なんてものを交わしてないんですよ

    大体そういうところ多い業者さんと取引先の契約書を交わしたとしても

    社長個人が会社の債務まで引き継ぎますっていう条項が含まれてない場合も多いんですよ

    だからこれって社長の個人保証がこの場合においてあるのかどうかという争いなんですよ

    でも多くのね社長さんは会社の債務=社長の債務だから絶対引き継ぐべきだって言う思い込みを持ってる人も多いの

    なんでかって言うとその銀行の借り入れのイメージがあるわけ

    銀行だって会社が返済止めちゃったら個人の保証として責任取らないといけないって説明されるじゃん

    いわゆる連帯保証として書面も交わしてるしその理屈正しいわけですよ

    けれど銀行はそうだけれど他の事例ではどうなのかなっていう話なわけ

    原則法人格と個人格ってのは別物だから連帯させるんだったら書面で個人保証確定すべきなんだよ

    昔似たような裁判2回ぐらい経験あってこれ両方勝ってるんだよ

    個人と法人をリンクさせるんだったらその前提条件として書面がないといけないだろうって

    けれど多くの人が何か会社の借金=自分の借金だって思い込んでる人多いの

    結構これ無条件で自分がやらないといけないって勘違いする人多いんだよね

    けどこんなんやり出したら明らかに全部の大手の会社さん社長が全部やるのかって話になっちゃうじゃん

    零細企業においてはその理屈が金融機関は通るからそういう契約するんだけれど

    これだと融資の部門とか借り入れってものが促進されないからって言って

    3年ぐらい前に国の方が個人保証撤廃してでも融資できるっていう風な法律の条例出したんだよ

    でも全然普及してないのは絶対融資通らないから金融リテラシーの低い人向けのニュース

    今回の社長に個人保証の義務がない事例だと俺たちは思ってるわけ

    だから早速向こうに書面送って2週間以内に裁判始めろっていう風に出したの

    今回向こうは裁判所に200万ほど供託してるわけよ

    こっちがもし勝った場合っていうのは満額ゲットできる可能性があるわけ

    こっちはこれによって工事が遅れてるからその違約金が発生してるわけよ

    そこに来て仮差し押さえ入っちゃったもんだから処分が途中で中断されたわけだからこの供託金を狙っていく必要があるわけ

    だから裁判してこの仮差し押さえ無効だよっていう風な判決をもらって外してもらう必要があるわけよ

    村気質が強いところは契約書まかないことが多いけど契約書がないと揉めた時が大変なんだよ

    契約書を交わさなかったことによる面倒臭さて言えばイベント管理会社社長さんの事例

    大手からの発注受けて自分の会社がそのイベントの管理の立場になってほんで現場の制作は下請けに依頼して進めたと

    ずっと準備しててイベント当日迎えたんだけどイベント途中にこの下請けの会社がやらかしたわけです

    お客さんが来場してるその中でその下請けの会社のバイトの人間が不適切な行為をイベント中にやらかしてしまったわけですよ

    ただこのバイトさんの愚行っていうものをお客さんが目撃することは無かったから幸いそういうSNSとかに広がることは無かったんだけれど

    そのイベントの発注した大手の会社さんのスタッフが一連の行為を見てしまってたんですよ

    これちょっと大変なことですよねって話になって管理会社の社長さんの方に行ったと

    こんな雑な管理してる会社に今後仕事頼めないかもっていう風な流れになっちゃいそうになったわけよ

    そことはもう長い付き合いでいつもイベント貰ってたのにこんなクズな下請けみたいなとこに依頼するようなあんたらにはもう頼めないって話になるかもしれない

    だからこの相談者の監督の社長さんピンチに陥っちゃったわけです

    確かにこれによる実害ってものは無かったんだけど今後の依頼ストップしたらもう死活問題なわけよ

    なのでね謝罪を込めてそのイベントのいろんな諸々の制作費から100万減額したの

    いわゆる詫び金として100万渡しますってことで矛を収めて下さいと

    そんな実害ないから「これからも御贔屓に」という意味でかなり多めに出したんだろうね

    結果的にはその大手さんも矛を収めてくれて「分かりました」っていうことで事なきを得たわけです

    だから相談者の社長さん自体が100万損したっていう形になったわけよ

    これ100%過失は下請けの会社にあるから相談者の社長は下請けの会社にお前らが100%悪いんだから100万円を代わりに負担しろっていう風に伝えたわけ

    でこの下請けの会社は100%の過失を認めたんだけれど実害はなかったから20万ぐらいしか認めないっていう風な返事が来たわけよ

    しかも相手は最初から社内の法務担当が相手になって来たのよ

    もう法務担当に入るともう諸々杓子定規な対応になっちゃうの必ず

    腹を割って話しましょうみたいな世界戦にならないのよ

    どうしても立場上弁護士とかコーポレート系の人間って杓子定規になっちゃうの

    確かに100万円を減額するっていう判断は相談者の社長と大手が自分たちのかね合いで勝手にやったことであって

    下請けからしたら関係ない数字だし100万の根拠って何?っていうのも不確かな主張も分かるわけよ

    つまりこれって債務債権の金額が曖昧だからそもそも誰がいくら負担すべきかどうかもこの曖昧な事例なわけ

    だから契約書を交わさない業界だとこういうことが起きるんですよ

    感覚でものが進むから主語術語が明確にならないの誰が何をしてどうなってそれに対してどうするのかっていう話がなくなるんだよ

    SVOC1番明確にしなきゃいけないんだけどこれが無いのが契約書の無い世界なのよ

    感覚フィーリングで「お前やっとけよ」とか「いくらですか」「100だろう」「いやこっちは20ですよ」「じゃどうする」「それ基準ねえよ」みたいな

    こう言う時って必ず前提条件を固めておく方がトラブルになった時にね必要なんですよ

    そんな中であなたがもしこの相談者だったらどうする?

    どうやったら可能な限りこの下請けに負担させることが出来るだろうか?

    相手を自分の土俵に立たせるのに必要な事は?

    当然これはもう遊ぶしかないだろうと

    これ相手は下請けでしょ

    つまりお金の流れとしてはこれから発注した大手さんからの報酬が減額されて相談者の社長のとこにまず来るわけじゃん

    例えば500万円で全部の報酬がありましたなので今回100引いて400万円ぐらいですみたいになったとするじゃん

    その後に今度この社長さんから下請けの会社に対して 元々の見積もりが来てたから「じゃ200万円です」とかなったとするじゃない

    それにたいして100万円を減額するのか20万円を向こうが減額って風に決めるのかていうので払うかって流れになるわけじゃない

    じゃこの下請けの支払いを全額止めたらどうなるんだろうと

    1円も払わなかったら下請けは当然払ってくれって最終的に訴訟するかもしれないじゃない

    でその時に裁判が20なのか100なのかっていう風な負担の比率を決めてもらう方が楽じゃない

    土俵に上がってこないんだったら無理くりあげるしかないじゃん

    その後に裁判官の方に「これは20なんですか100なんですか間の50なんですか」みたいなことを決めてもらってその後に支払いでもも良いんですよ

    なんで20なのか100なのかって決まってないんだったら別に最初っから100万減額した金額に対して一部だけでもお金入れてもいいよ

    向こうが80足りませんとか言ってくるわけじゃんそれに対してはじゃあこの減らした分を訴訟しましょうって

    1番良いのは全額払わない方が良いよね

    で後で決まってから払えばいいじゃん

    相手から督促が来た段階で「いやこれ裁判で決めましょう」って

    裁判になれば半年ぐらい支払い義務って先延ばしできるじゃない

    そしてその間にキャッシュも一時的に潤沢になったらそこまで悪い話じゃないかもしれないじゃん

    それやったら業界的に村文化むちゃくちゃになるかもしれないから

    俺は「村のところの覚悟は決めたんですか?」ってことは聞いたら「そこは大丈夫です」と

    村としての調和が保たれないんだったらやるべきじゃない

    でも業界的にこの噂が広まった時に皆さん村の人たちはどっちを判断しますかってなると

    多分僕の方の普通は過失があるほうが払うのでって

    だからこれは正式に裁判に出るまで闘った方が面白いのかもしれませんねって話なったわけ

    いろんな事象ってのは予防するために契約書は巻いといた方がいいんだけれど

    業界によっては契約書巻きたくないっていう風な関係性もあるじゃん

    揉めたらとりあえず裁判所に解決してもらえばいいんだよ

    裁判っていうのは喧嘩をする場所じゃなくて明らかにするところなのよ

    その点においては手段がそれっぽく聞こえないけれど平和的な解決をするためにあえて裁判をしてもらうっていう流れがあんの

    逆に裁判したほうが楽っていうケースの方がめちゃめちゃ多い

    話が通じない杓子定規の相手には杓子定規に行く方が良い

    杓子定規の究極の形が裁判だから

    目には目を毒には毒をだけれどやっぱり腹割って話したいっていう人に対しては腹割って話すのが良いと思う

    宇宙人には宇宙人的対応が一番良いよね

    杓子定規には全然話の余地もないし和解の話し合いもできそうな雰囲気ないのでもう裁判するしかないですよねって

    けれど高々100万円とか20万円で裁判やるかどうかっていう問題は別にあるんだよね

    大手とかは内部の清算処理の稟議を通すために全部裁判やって明確にしてから前に進むっていうやり方やる

    大手車メーカーとかそういうのはよくやってるんだけど和解とかやんないから基本的に白黒つけた方が楽なのよ

    大手になってくると和解の裁量権がその担当者には無いわけ

    だったら裁判所に決めてもらった方がかえって社内で楽ですっていうケース多いから絶対和解にならない

    判決出た後に和解はあるけどね

    白黒付いた中でじゃあこの後の処分どうしますかって話はできるんだけど

    基本的に最初から表では和解ってのはまず無いねそういう仕組みになってる

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返信先: 清掃会社とイベント会社の話で#1071に返信
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