誤送金トラブルの話
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ゲストこれうちが顧問をやっているお花屋さんの事例です
この会社は第2会社で再生果たして2年目ぐらいなので今はもう経営も安定してきたんですよ
ただここに来てその方の取引先の社長の方がやらかしてしまったんです
この第2会社の方に入金すべきお金っていうのをその社長の方は間違って第1会社の方に誤送金してしまったんです
昔の取引レコードのまんま更新してなくて前のところに金額にして50万円ぐらい振り込んでしまった
なんですけどこの第1会社の口座っていうのは既に銀行に凍結されてしまってるんです
だから戻ってこない捨て金になっちゃう
でも第2会社自体には請求したのにお金が振り込まれてきてないわけですよ
んで誤った送金してしまった所の社長は第1会社に「ちゃんと誤送金の金を返さないんだったら刑事事件を検討する」みたいなことを示唆してきてるわけよ
民事じゃないその辺の法解釈をどうしてるのか知らないけれど第1会社からしたら銀行に凍結されてるから返したいけど返せないんでどうすればいいんだよっていう話なんです
第2会社から請求されて第1会社のほうも「僕も凍結されてるんで」ってなった時にさあ一体誰が何をどうすればいいのかっていう話なんです
この誤送金の問題っていうのはよく起きる問題なんですよ
例えば3年前ぐらい山口県の阿武町っていうところがコロナの給付金で4000万ぐらい間違って男に送金したと
その男はオンラインカジノかなんか使って返さなかったもんだから逮捕されたんだよね
まああれとこちらは全然違い阿武町の男っていうのは返せたのに返さなかった悪質さがあったわけ
彼の預金残高っていつも10万とか5万とか3万とかになってて急に何千万もドンって入ったらそれ気づくじゃろって話になるわけよ
けれどももしこれが法人の口座で日頃から200万とか300万の取引があってここに50万の入金があった時に戻さなかった時にそれが悪質なのかどうかって問題もあるわけ
それは意外と気づかないかもしれないっていう風な指摘になってもまんざらそんな理解もあるじゃない
少なからずこっちに関しては口座がそもそも凍結されちゃってるから返したくても返せないわけよ
だからこの誤送金した社長の人っていうのが怒りの矛先を向けるべきは銀行側であるべきなわけ
で恐らくこの銀行側はこの誤送金された50万円というのを自分たちに対する滞納金として没収してるわけよ
なのでそれが本当に適切な処理なのかっていうのを社長側は銀行側に要求していくわけよ
でも社長側は「あの銀行さんと戦いたくないんです」って言ってるわけよ
返して欲しいけども銀行にやっぱ歯向かうのも嫌なのも分かるわけよ
じゃあどうしよ?って話になったの
結局は仕方ないんだけれどこっちで弁護士を用意したわけ
その費用って言うのはもし誤送金の金が返ってきたらそっちに使っていいよっていう風に合意したの
つまり最終的には弁護士の費用をこっちが負担することになるわけ
本来であれば社長のミスであってこっちは関係ないんだよ
けど放置して置くとその社長はこっちにやり場のない怒りを向けてくるだけなわけよ
だから最初に社長を助けてあげないといけないわけ
こっちは取引先にむかつくけれど安易に喧嘩しちゃダメなので
彼のほうに一旦誤送金のほうの弁護士さんこっちが当てがって全部こちらが処理する代わりに一旦あなたの名前を貸してくれたら銀行側の方に請求してあげる
そのお金っていうのがもし返ってきたら50万一旦社長に戻るだろうと
そしたらこの弁護士の費用が10万20万かかったとしたらそれ抜いてもらって50万ではなく30万だけでもう1回こっちの請求書出してあげるから
そしたら帳尻合うだろうっていう形にしたと
こっち側の方やらないと結局相手を救えないしこっちもそのまま強情っぱりやったところで何も救えないと
こっちだってずっと売掛金が回収できないままずっと経費として計上できないままにするのめんどくさいわけ
誤送金の問題っていうのはですね実はこういう風にこじれつくと面倒くさいんですよ
銀行側もそこで普通に返す可能性はわかんない
今ちょっと戦うのは銀行側過去の判例からいってそんなものは関係ないって言う可能性高いから
ちょうど1週間前にも同じタイミングでご送金の案件来たんですよ
我々って依頼とか相談断るっていう事はしないんですけれどちょっと危なすぎてお断りをしたんですよ
その誤送金の案件金額がめちゃくちゃでかいし やりようがないし下手したら火傷するって案件だったの
これとある建設会社の話なんですけれどその社長さんが20億の仕事を受注したんですよ
着手金5億円なんですけれどそこの取引先の会社から振り込んでもらうことだったの
でこの社長さん債務超過だったんですよ
色んな返済滞ってるから当然自分の口座なんか凍結されてるわけですよ
そんな中でも今回起死回生となるでっかい仕事だったわけ
うまく行けばもう全部の借金が返せる的な
なので自分のところの別の安全な会社の口座まだ綺麗だったからそっちに入れてれば大丈夫ですよって話で段取りしてたわけよ
当然会社も受注だから会社の口座に入んないとおかしいけどここで信じられない事が起きるの
その会社に入ってくる5億の着手金なんでか分かんないんだけど取引先がその社長の個人口座に誤送金したのよ
さっきの事例とちょっと似てるんだけどなんでその会社より個人の方に何で送ったのっていう
債務超過の社長の口座に突然5億の金が入金されたから銀行も銀行で慌ててたわけよ
それで銀行側はすぐにマネロンを疑って警察に行ったわけですよ
警察が介入して調査が全部入っちゃったわけですよ
これがだいたい10月ぐらいの話でこういうことがあって今もお金を引き出せてないんだって
その間にいろんな仕事も全部遅れちゃったし今度は誤送金した元の会社側も資金繰りに困窮し出したんですよ
だって着手金払ったのに全然進まないってなったわけ
その会社も誤送金返してくれって同じように警察に言ってんだけど警察の方も全然動きがないわけよ
誰が悪いのかって言ったら誤送金した人間が悪いんだけど警察もお金関係に協力的に全くならない
個人の事情とか法人の事情とかは全部後回しでそんなもん知るかって感じ
前に一件あったのがその方が経済的な事件の疑いがあって拘留されたんですよ
その間にその方のお母さんがお亡くなりになったの
で誰も葬儀やる人がいないってなったから弁護士が拘留だから早く保釈してくれって保釈請求出したのよ
けれども関係ないって言ってその人いたずらに拘留が延ばされたんだよ
ちょっとね複雑な事情だったから向こう側も時間をかけたいっていう思惑があったのは分かるんだけれど
けれど母親だよ誰もいなくて無縁仏かみたいな状態になるわけ
最終的にはマックスまで引き延ばされた
だからそういう事ってのは関係がないって正義はどこにあるんだろうと思った
ともかくそんな形の中で「なんとかならないか」って来たわけ
けどもう警察動いてるしこれ下手したら触れないじゃん
マネロン疑惑まで持たれてる社長に助言して極論「じゃあこれから債務飛ばしていきましょう」なんてサポートしたら嫌でも悪目立ちするじゃん
できることにも限りあるし大したことできないからお金ももらえないしって話になった
誤送金っていうのは結構身近に溢れてるんだけど致命傷にもなりうる事故なのかなっていう風に思ったよね
なんか個人とか事業主間の50万とかだったらまだ分かるよ
うん百うん千のところって最終的に送る時に当然ダブルチェック普通にするでしょ
普通自分だってボタン押す前にちょっと気になるじゃん
ATMでも「 送り先これでよろしいでしょうか?」って確認表示出るから絶対見るよね
そういうアホがいるんだなって思ったよね
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