経営者の「正面の理」「側面の情」「背面の恐怖」の話
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ゲストゴリラ同士がケンカをする時というのは、その攻撃力の大きさから、致命傷を避けるために互いにギリギリまで攻撃を仕掛けないものだそうです
ヤクザもですね、同じだと聞いたことがあります
要は一度刀を抜けば引くに引けない状況になるため、できる限りそれは避けたいとギリギリのチキンレースを互いにできる限り心がけるのだそうです
そういったゴリラにせよ、ヤクザにせよ、いわゆるせめぎ合いといった状況が来た時に事前に優位に立つにはどうすればいいのか?
それは相手に脅威な存在だと事前から思わせることが大事なのだと言います
要は「こいつを敵に回したらまずい」つまり舐められないということが何よりも重要になります
ビジネスでも舐められる社長というのは往々にして損をしています
仕事柄多くのダメ社長、彼らに共通していることはだいたい舐められているケースが非常に多いんですね
トラブルに見舞われがちな社長は、日頃から取引先から見た時に「あいつなら何やっても大丈夫だ」というふうに思われていて、無理難題ふっかけられるわけです
例えば値引きの交渉なんかはその最たる例で
我々が介入した時の債権回収みたいな状況でも、銀行というのは弱そうな社長から優先的に攻めてきます
まあ舐められるというのはビジネスでは致命的な問題だと思います
そういった対抗策の中で、知識であったり、数字であったり、そういったものの武器を得ていくことももちろん大事なんですが、交渉の根源にあるのはやはり感情です
数字だけで交渉がまあまとまるのであれば、そもそも顔合わせて交渉する必要なんてないわけです
だけれどジーセブンとかいった外交などでもわざわざ国のトップ同士がなぜ向こうに行って膝を突き合わせるのか?
それは交渉においてもひとえに理屈を超えた力みたいなものが、ものを言うことを誰よりもわかっているからなんです
相手を恐れたりとか情にほどされたりして交渉というのは基本的に左右されていきます
その点において舐められないということは、何よりも大事なことですので
ぜひ舐められない社長になって一目置かれるようになっていらんリスクが寄ってこないといった経営努力をされてみてはいかがでしょうか?
よく中小企業で「優秀な人に来てほしい」って嘆く人多いんだよ
けど俺必ず言うんです
「優秀な人来たらあなたのことなめますよ」って
「決していいことではないです」
「向こうの学歴良かったり大手から来たりすると、ものすごいマウント取ってきますけど、それに対抗できますか?」っていうと
「いやできないです」って言ったら、
「じゃあ無能の方が良くないですか?」
「確かに」みたいな
でもそういった形で社員とか取引先に舐められない方法っていうのがあるんです
手っ取り早い方法があるんですけれどお教えしましょうか?
これは一度だけ彼らの前でブチ切れてみることなんですよ
もちろんその人に対して切れちゃダメよ
例えば近くのゴミ箱蹴るとか
俺はよくあるのはクライアントの前で、部下と一緒に行ったりする時とかにわざとその部下をめちゃめちゃどやしつけるんですよ
もちろんその部下とは事前に取り決めしてるのよ「今日こんな感じでもしかしたら怒るかも君に」って要は最初からプロレスを仕掛けるわけです
いざそのクライアントの前で壮大にキレ散らかした後にそのお客様の前で豹変して「なんかすいませんお見苦しいとこお見せしてしまって」みたいな感じで言って笑顔を見せると、だいたい相手は引きつってますよ
部下どやしつけるのは、実はただの演出ね阿吽の呼吸で
あるいは部下と一緒にいない場合なんかは、電話するふりとかしてね誰かにで架空の相手にブチ切れる演技でもいいんですよ
これよくやるんですけど大体そういう形で「やばいなこの人を怒らせると」っていうふうに思わせると結構いらんリスク呼び込まなくなるんだよね
決して悪いことではないんですよ必要以上に舐めてくる人多いから
どこまでこいつ受け入れるんだろうか一押し感っていうバロメーターを見るっていうのは、社長もまあよくある癖だから
だからその部分でこのエリアまで来るとこいつやばいなっていうところをできる限り最初からキレ散らかしてもしょうがないんだけど
本当にそのビジネスに影響を与えるようなところまで行った時にキレる演出はしといた方がいいんだよね
煽りに慣れてないんだなみたいなのも含めて普段からこういう人ってこういう話じゃないんだなっていうのを察し逆のパターンもあるよね
だから適度な煽りというか、適度に相手をテストするっていうのは結構大事
沸騰する場所、どこなんだろうっていうそこは最初に分かっとくと「この人ってこのぐらいで怒るから次からこのぐらいの会話にしとこう」っていう
ある種再発防止が早い段階でできるから
それ最初の段階でかましておくことは決して悪いことじゃないなと思うよね
俺の座右の銘っていう「正面の理屈。背面の恐怖」って言葉があるんだけど
これを唱えたのが日弁連の初代の会長なのよ
初代の中坊公平っていう人がいるんだけど正しくは「正面の理」「側面の情」「背面の恐怖」って言って、これが三つないといい弁護士にはなれないって言ったわけよ
これある意味経営者も同じことが言えて優しさだけだと意味がないし理屈だけだと人はついてこないし背面に恐怖がないと人は舐めてくるっていう
だから社長にそこそこの早めの恐怖を纏ってもらいたいなとは思うよね
再生案件の経営者みんな雑魚でおひとしだったりするし、なめられなめられてもいいとかそもそも自分をなめてるよね
俺はこの程度だっていうところから始まるからそれじゃあ従業員ついてこないよね
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