旦那が急死したあと引き継いだ女性経営者の話

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    zero
    キーマスター

    飲食店の女性経営者の方の話

    元々その旦那さんと俺が知り合いで

    その旦那さんは10店舗を展開する飲食店なんだけど優秀な後継者さんだったんですよ

    だけど急死してしまって、奥さんが会社を引き継いたんだけど徐々にこう売上が落ちていって10あった店舗も 今は3つまでに縮小したと

    今後の会社の戦略について色々意見交換をしてきたんだ

    途中から気になったのは、彼女要所要所で「現場の声を聞いてみたいな みたいなことを言うわけ

    現場の声、俺が最も信用しない言葉の1つですね

    そもそも後で現場の反感買いたくないっていう一種の保険でしかなくて

    もう俺の中では嫌われたくない病を拗らせている社長の症状の1つですよ

    現場の声ってそもそも嘘があるんですよ

    それをねこう結果謝った舵取りすることもあるわけ

    思わず彼女に対しては「いや現場の声で決めてたら社長のあんたいらないじゃん」って言っちゃったわけよ

    ビジネスプラン思いついて周りに壁打ちばっかしてる新米の起業家も同じことやってるわけ

    なんか「すごいね成功するよ」みたいなお墨付きみたいなのもらってからじゃないと不安で前に進めない病が起きてるわけよ

    壁打ちしてる間に自分の事業モデルが徐々に最大公約数に近づいてることに気づいてないわけよ

    平々凡々な商品に丸くなっちゃってるっていう罠に陥ってんだよね

    みんなの意見を聞くということは角が取れていくんだ、だんだん

    それは結果的に何のエッジも効いてないという落とし穴に陥ってしまうのよ

    やっぱ最小公倍数のランチェスターでいかなきゃいけないんですよ僕らは

    どっかで組織も同じで、中小ほど社長の歪な思想とかで組織を牽引していくような強引さが必要だったりするわけ、民主主義では遅いんですよ

    常に独裁、常に強権、中小ではマストの発想なんだよね

    だから現場の意見とか言うけれども、それありますよ

    とはいえ敬愛する世界のあの織田裕二先生も言ったじゃないですか「事件は現場で起きてるんだ」て

    現場も大事なのは間違いないんですよ

    現場主義の落とし穴についてなんですけれど

    これ私が入っている印刷会社の事例なんですが

    この社長も人望がなくてスタッフから慕われてないんですよ

    パワハラ気質だからスタッフ も下手に抵抗した態度は取ってきないわけ

    うまく共有も情報もないから社長がやっぱり週1で現場に顔出しに来るんだよ

    そうなると何が起きるかっていうと、その時だけ現場が積み上がって在庫フル稼働させて倉庫空っぽの状態にしておくの

    要は社長が喜ぶように学芸界演じることが慣行になってたわけよ、北朝鮮かと思ったよねあれ

    その社長自身もさ現場のいわゆる幻の情報みたいなのを経営判断の根拠にしてたわけよ、もうこれ最悪なのよ

    水戸黄門って時代劇、あれも天下の副将軍なんだけど最初は身分隠してさ現場を見て回るのがさもう毎回のパターンなわけですよ

    その時に身分身分隠してるってのが肝なのよ

    もしあれが天下の副将軍として町中歩き回ったら、悪代官の悪事を見つけることができないわけよ

    本当の不満がわかんないと、つまり学芸会を演じさせてしまうから相手に

    この会社自体も最終的には監視カメラを設置したと同時にその情報をクラウド化させて動きを管理するようになったら化けの皮が剥れてきたんだよね

    現場っていうのは嘘をつくんだよ、本人は悪気はなくても

    現場っていうのをどう観察するかってのはすごい重要な問題なわけ

    極論その現場の情報ってのは拾うんだけど、現場の声には穿った見方をする方が適切だったりすこともあるわけよ

    現場は大事なんだけど現場の声は話半分で聞く方がいい

    ついでに話すと別の現場大好きな社長の失敗も紹介したいんだけど

    そこは食品工場やってる会社で業績は順調だったんですよ

    この勢いに乗ってライバルをより突き放そうと

    で次どうすればいいかってことを現場の意見を募ったわけ

    そうしたら「もっといい商品を製造するために新工場を設立しましょう」っていう意見がすごい集まったわけ

    実際に工場を建設して製造した食品が業界内で話題になってこの食品はミシュラン並みだっていう風に評価を受けたわけよ

    だけどそれを市場で販売したら全く売れなかったと

    要はそのレベルの商品になってくると味の違いっていうのを気づいてもらえなかったのお客様に

    プロは分かるんだけど凡人には普通の食品との違いを見分けることができないようなとこだったの差が

    これよく起きることなんですよ

    例えばイタリアンがおいしい7点以上全部同じ8・9・10も

    みんな8とか9の10の戦いをするのよ現場の人間たちって、経営者たちは7点でいいの

    なんでかって言ったら8・9・10になるとコストが上がるから

    そこに積み上げるぐらいだったら他のものもっと分かりやすいサービスであるとか内装であるとか

    そういったものに付加価値を構築する時間をそっちに持っていけって毎回言ってるわけ

    7点でいいって言い方はあれなんだけど、より優先することってのがあるだろうって話をいつも言うわけ

    でもこれすごいよくみんなミスるから

    例えばうちのやってるレストランもそうなんだけど

    役員から現場の意見募りましょうっていう風に指摘されることがあるわけ、でも俺ほとんど参考にしてないのよ

    言い方悪いけど年収500万程度のスタッフたちにうちの年収2~3000万のお客様の需要が分かるわけないのよ

    そもそも同じ土俵にも立ってないのに本質的な需要を見抜けるわけなんかないわけ、住んでる世界違うと

    だからそういうものによってかえっていらん情報が入ってきた時に新たな問題引き起こすことってあるんだよ

    下手に聞いてしまったことで僕の声が採用されなかったって不満を持たれることにつがるの

    めんどくさいでしょ、余計に聞いてしまったことで下手な期待を抱かせちゃう

    聞く力アピールとかって今度は「あいつは言っても聞いてくれない」ってあれと同じことが起きるわけ

    現場の声だけじゃなくて市場を含めてマクロな判断していかないといけない

    その点においては現場を察する力みたいなのは必要なんだけど

    聞く力みたいにしてしまうと情報が歪んだ状態で入ってきちゃうから

    そういう部分でもやっぱり現場主義に落とし穴があるんだなっていう風には思うよね

    やっぱり社長が1番情報持っていて、社長が1番目線が広いはずなわけよ

    現場に寄り添うことは大事なんだけれど現場に近づいてしまうっていうことによって穴に同時に陥ってるっていう状況も多々あるわけ

    現場主義っていうのが美しく周りでもよく言われたりするんだけれど

    落とし穴にはご注意よっていう話

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