果物屋のお家騒動の話

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    いまとある果物屋でお家騒動が起きましたと

    果物屋って言っても青果市場の卸だから普通と訳が違うわけですよ

    売上も10億はゆうに超えてくるよ

    この会社は相談者のお父さんとおじさんが20年ぐらい経営を二人三脚でやってきたわけ

    相談者のはジュニアね、パパとおじさんが2人でやってきたんだけれど3年前にパパ死んだと

    でそのパパの株を全部相談者のジュニアが承継して大株主になったと

    ジュニアとおじさんでパワーバランスにねじれが起きたわけよ

    株式はジュニアの方が52%でおじさんの方が48%ね

    息子っていうのは大株主なんだけど会社では平社員だから権威性がないわけ

    おじさんの方は株では負けんだけどワンマン社長でずっと父なき後やってきたから組織を牽引してきてるわけよ

    そんな中で今の役員っていうのが3人いるんだけど、代表のおじさんとそのおじさんの息のかかった側近の2名

    これどうやってどんな戦略で会社にアプローチするか

    これ外部から相談者の2代目の息のかかった人を入れちゃうってことですね

    分かりやすく言うとそっち側で3人いるんならこっちは4人入れてやろうと

    3対4で物理的に多くなれば今後の役員会はこっち主導で進められるわけよ

    でもここに来て意外にもその4名を揃えることにちょっと苦戦したんですね

    本来であればジュニアの息のかかった社員とかで「お前と俺で一緒に次の会社の体制作っていこうよ」っていう口説いていったんだけれど

    ジュニアに人望があるのかないのか分かりませんが、社内でおじさんに抵抗するっていう社員がなかなか見つからなかったわけです

    特におじさんがワンマンでやってきてるから

    成熟産業だからこの業界も中年が多いわけです

    だから若手で血気盛んなのがいないのよ

    こういう現象っておきがちなんです

    だからどうしようってことになって、ジュニアの妹っていうのを入れたんですね

    あともう1人社員で見つかったからその人間とあと俺を入れたの

    けど「お前誰だよ」って話なわけです周りからしたら

    自己紹介したところで不信はぬぐえないでしょずっと

    だから「社長から社外取締役で選任されたんですが、皆さんちょっと怖いかなと思いますんでクビにできるように解任届出しときますから」と

    そしたら安心できるでしょってことで入ったわけ

    こういう形でなんとか4人を固めたと同時に相手の3人の方の牙城も崩したいと思ったわけ

    おじさんとその側近2人だから、その2人にもアプローチを仕掛けたの

    「これから体制変わるけれどもこっちにつかないか」ってもう直球で言ったわけ

    でも2人が言うのよ「俺は中立を貫く」って

    ていうか会社の意思決定で中立ってないのよ

    例えば会社が右と左どっちの道に行くかって時に中立ってわけわかんないじゃん

    右か左どっちか行けって言ってんだかなって

    ただの責任逃れなわけよ、その発言綺麗に聞こえるけど役員としての責務も果たしてないとも言えるわけよ

    「まあそんな無能の役員だったら新体制ではクビにするよ」と

    「今のうちに辞表出すように予告しとけ」って俺がジュニアに言ったの

    そしたらジュニア「彼らがかわいそう」とか言い出すわけよ

    みんな聖人君子の甘ちゃんばっかで困るよね、嫌われたくない病ですよ

    こんぐらいの会社の規模になると泣いて馬謖を斬るみたいなの基本なわけですよ

    ルールが全てだから、温い経営者が本当増えたなと思うよね

    だから言えないんだったら代わりに俺がって2人に伝えたの

    「今からおじさんとジュニアのとどめの戦い始まるよ」と

    「その時に名ばかりで何にもしてないっていう風に言ってる君たち2人がおじさん側の側近にいるってことは、どんどん2人にもこういう問題飛び火するよ」って

    「今だったら辞めた後も社員で再雇用できるけれど、これからそうやって問題起きてきたらそれも叶わない可能性出てくるよ」って

    敵対構造になってしまったら社内でそういう噂が流れたら「何でその人を社員で雇うんですか」て今度下から言われるよって

    今の段階だったらまだ起きる前だから「役員やめて社員に戻ります」っていう風に言っても自然なわけよ

    だから今月中に話決めてっていう風に言ったわけ

    そしたら1人は「役員やめて社員に戻ります」って言い始めたと

    飴と鞭やっぱり同時だなと思ったよね

    その中でとうとう弁護士会館で緊急株総会開催したんですね

    ジュニアと向こうのおじさんの一騎打ち実現したんですよ、やっとよ1 ヶ月半もかけて

    双方の弁護士入れて4名で話したと

    しょっぱなからおじさん激高ですバチバチ

    愚かよ騒いでるお猿さんだと

    「お前みたいな無能なやつが社長やったら会社潰れるんだ」とかそういう演説が1時間続いたみたいなね

    さすがワンマンですよ

    結論から言うといろんなこと言ってたんだけど、もう俺が出ていくんだったら会社はめちゃめちゃにしてやるぞっていう話をしてきたみたいなね

    向こうが希望としてあったのは出ていくんだったら、そういうことされてほしくなかったら俺の持ってる残りの株を全部買い取れと

    そうしないと株価がどんどん落ちていくぞと、会社もダメになっちゃってみたいな

    上場してないし、わけわかんないこと言ってんのよ

    途中で中座する形でジュニアが困って連絡してきたわけよ「どうしますか」って

    この株の扱いに返す回答としては

    こっちは言ったんですよ「おじさんの残り株なんて価値ないからメルカリで売れ」って

    誰も買い手つかないってわかったら自分の武器が武器になってないことに気づくんよ

    でも言うわけ「それでおじさんに会社めちゃめちゃなせだっったらどうなるんですか」て

    「いいじゃんそれで」って相手の土俵に乗ったら負けなんですよ

    なるようにしかならんからこういうのって

    交代して仮にそのおじさんが自分たちであーだこーだしてきたら

    こんなもん会社に対する損害として損害賠償おじさんに仕掛けるわけ

    もうそれしかないって、なるようにしかならん

    だから今から破壊行為っていうものに対しての記録を残しといてっていう風に言ってるわけ

    そもそもなんだけどこれからもっとどんどんどんどんそのおじさん攻めていくんだけど

    退職金3000何百万設定してんだけど、これも被害額と積み上げて相殺させたりとかするんだけど

    ワンマンて大体のケース会社の資金私的に流用してること多いんよ

    これまでだったら身内の仲いいものどおし許されていた会計処理に外部が入って来ると

    物言うやつがどんどんどんどん言っていくわけ

    もうこのおじさんの悪事暴いて賠償請求どんどん積み上げたいんだよね

    でおじさんが持ってる不動産どんどん差し押さえていけたら楽しいなと思う

    その話をしてジュニアは「分かりました」てな感じで賽は投げられたということでございます

    おじさんも年寄りだから分かってないだよ

    そもそも株主というものと役員というものの概念すらも分かってないから

    前に会社は誰のものっていう議論あったじゃん

    ホリエモンのライブドア事件の時とかに日テレの買収劇の時に

    ああいうガバナンスの基本が分かってない人多い長年社長的なことをやってるおじさん達

    これからどうなるかなっていう感じです

    いかに冷静に淡々とするかが大事ですよ

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