死期が近づいた男の贖罪の手紙の話
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ゲストとある男性から十年ぶりにお手紙をいただいたんですよ
その内容はその方に死期が近づいているとして手紙をしたためると
実はこの男性には俺15年前に金貸してるんですよ当時俺と親父で500万ずつ
その後200万まで返済があったけど残800の途中で返済が止まってしまったと
そもそも「この金はその返済義務がない」みたいなことまで途中で抜かしてきたと
その後裁判で回収する権利を得たんだけれどそいつに金がないので最終的には回収できなかったわけ
そのまんま時間が流れて自然消滅的になっていったっていう流れだったのね
当時俺もその回収においてずぶの素人だったから
今なら回収できる方法はいくらでも思いつくんだけれど当時はそんな能力はなかったと
その後4、5年ぐらいすったもんだがあって十年ぐらい前から音信不通になっていたと
なんか俺って普段から借金飛ばし屋みたいに思われてんだけど踏み倒される経験もたくさんしてきてるんですよ
そんな経験もあってお金の貸し借りに対して手堅くなっていったと
痛い目にあってきたから手堅くすることによって信頼関係を壊さないようにしようって逆の考え方なんだよね
ゆるくするとかえって後で揉めるし泥沼化することが多かったわけ
けど最初にバチッと決めておいてあとでバチッと回収するとその関係性は意外とずっと緊張感が保たれて維持できるケースのが多いんだよ
よく多くの人がなあなあにするんだけど実はそれはその後の未来の関係性において責任を取ってないとも言えるんだよね
ガッツリ回収しないとこの手紙の主のようにされてしまうと
そんな感じでその音信が不通になった男から十年越しに手紙をいただいたんですが
その内容からは謝罪の言葉は一言もなかったんですね
なんか一方的で都合のいい男だなとしか思えなかったんだけど何を思ってでも手紙を書いてきたのか
まあ死期が近づくと許しを乞いたいと思うんじゃない?
あの世に行く前にこの世での穢れだったりとか自分の自責後悔みたいなものを全部取り払ってからあの世に行きたいと思うようになるのかね
死期が近くなるとしたら誰かにその許しを請いたいって思う人っていたりする?
あの人に最後謝っておきたいなみたいな人
あるいは誰かを許してあげたいどちらでもいいよ
俺が初めて起業した時に共同経営3人で始めたんだよ
ほとんど2人で入ってたから共同代表っていう形だったんだけど
奇数の3人だったら割り切れないからいいわけ2対1になるから
議決権が偶数だと決まんないから最悪なのよ
いつもA案B案でいくのかっていうのに平行線で時間かかるわけ
そもそも俺当時19で相手が28だったわけよ
俺本当に生意気だったから他責なのは当然のことながらムカつくと話の途中で電話切っちゃうの
本当に嫌なやつだったのによく十個下の人間にそんなこと言わず耐えたなと思うよね
もし死期が近づいたらもう一回彼に会って謝りたいなと思うけど途中で喧嘩になりそうだけどね
しかしこの手紙出した男もそれである種の贖罪を果たしたというふうに思われるんだろうけど
こっちはこっちで腹が立つよねなんかわざわざ思い出して蒸し返された気分だよね
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